新年の書初めや色紙に書くのにふさわしい「縁起の良い言葉探し」や、「メールや手紙を送る際の適切な言葉選び」に困ることはありませんか。使う言葉1つで相手を心地よく幸せな気分にさせることもあれば、人間関係にヒビを生じさせることさえあります。言葉にはそんな不思議な力があるのです。
为新年开笔和书写纸笺时,为了“寻找吉祥话”和“选出寄送邮件和信件时的适当语言”,你是否困扰过?只用一个词汇,既可能让对方感受到愉快和幸福,也可能使人际关系生出嫌隙。语言就具有这样不可思议的力量。
日本語にはそのような言葉が多くありますので、今回は、漢字二文字の言葉「二字熟語」を、慣用句や例文を含めてご紹介したいと思います。
日语中有很多这样的语言,这一次介绍给大家的是包含惯用句和例文在内的汉字二字熟语。
「福寿」(ふくじゅ)
惯用句:福寿草(ふくじゅそう)
キンポウゲ科の多年草。盆栽にして正月の飾り物とする。根は強心薬になる。元日草。ことぶきぐさ。ついたちそう。
毛茛科的多年生草木。种在盆栽中可以当正月装饰品。根含强心甙。别名元日草、寿草、朔日草。
「吉祥」(きちじょう/きっしょう)
惯用句:吉祥天(きちじょうてん)
福徳を授ける仏教守護の女神。父は徳叉迦(とくしゃか)、母は鬼子母(きしも)。毘沙門天(びしゃもんてん)の妻とされる。ふつう立ち姿の天女で、左手に如意(にょい)宝珠を捧げ、右手で施無畏印(せむいいん)をつくる。功徳天。宝蔵天女。
赐予福德的的佛教守护女神。父亲是徳叉迦、母亲是鬼子母。毘沙门天的妻子。天女平时为站姿,左手持如意宝珠,右手结施无畏印。别称功德天、宝藏天女。
「万福」(ばんぷく/まんぷく)
惯用句:万福長者(まんぷくちょうじゃ)
非常に豊かな人。
非常富有的人。
用例:「貴下の―を祈る」
例子:祈愿阁下万福
「百福」(ひゃくふく)
惯用句:百福荘厳(ひゃくふく‐しょうごん)
仏語。100の福徳によって飾られた仏の三十二相。一つ一つが100の福徳を積んだ結果であることからいう。
佛教用语。由100个福德装饰而成的佛陀三十二相。每修一百福,庄严一相。菩萨修行要经过一百大劫,才能成就相好。
「楽天」(ラクテン)
自分の境遇を天の与えたものとして受け入れ、くよくよしないで人生を楽観すること。
将自己的境遇视作上天赐予的东西欣然接受。不闷闷不乐,乐观的看待人生。
「飛翔」(ひしょう)
空中を飛ぶこと。 「大空を-する鷲(わし)」
在空中飞。“在空中飞翔的雕”
「福始」(ふくし)
幸福のはじまり
幸福的开始
「祥雲」(ショウウン)
めでたいきざしの雲。瑞雲(ずいうん)
兆头吉庆的云。别称瑞云。
「鵲瑞」(じゃくずい)
鵲(かささぎ)の鳴き声は喜びの瑞兆であるとのことから吉兆の代名詞でもある。
鹊的鸣叫声是令人高兴的吉祥征兆,因此成为了吉兆的代名词。
中国の宋の時代に宋祁という人がいて、その人の詩に「願将候鵲瑞、旦暮奉承平」という一節があり、これ出典のようです。ちなみに意味は「できるならばその喜びの瑞兆を待とう。朝に晩に太平をあがめよう」というような感じです。「鵲」は「かささぎ」という鳥の名で中国では「喜鵲」といい、縁起の良い鳥とされています。
中国宋代有一个叫宋祁的人,他在《咏石》中写道“愿将候鹊瑞,旦暮奉承平”。这就是出处。这句诗的意思是“如果可以的话等待喜庆的祥兆,日夜尊崇太平”。“鹊”是鸟的名字,在中国称之为“喜鹊”,是吉祥的鸟。
「鹿鳴」(ロクメイ)
「詩経」小雅の「鹿鳴」は、群臣や賓客をもてなす宴会で詠じる歌であるところから。また、宴会のこと。
出自《诗经》小雅的《鹿鸣》,文中指在招待群臣和宾客的宴会上吟唱的歌曲。也可以指代宴会。
「頌春」(しょうしゅん)
新春を頌すること。主に年賀状で用いる。賀春。迎春。
歌颂新春。主要用于贺年卡。别称贺春、迎春。
「景福」(けいふく)
非常な幸福。
非常的幸福。
「春芳」(しゅんほう)
芳香な春の草のこと。
春天气味芳香的草。